神奈川通公園の9月          神奈川通公園の四季へ    
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9月2日(金)                  
キバナコスモスとアゲハチョウ 大きくなったヒメムカシヨモギ ヒメムカシヨモギの隙間に侵入するツユクサ エノコログサをやつけるキバナコスモス 草が生い茂った中央花壇
キバナコスモスとアゲハチョウ  大きくなったヒメムカシヨモギ ヒメムカシヨモギの隙間に侵入するツユクサ
エノコログサをやつけるキバナコスモス 草が生い茂った中央花壇
草が抜かれた中央花壇
 9月2日(金)
 公園にキバナコスモスが沢山咲いてきた。別に植えたものではないが毎年花を咲かせる。咲いた花からこぼれた種子がいつの間にか広がり、現在の状態になってきた。繁殖力が旺盛であるらしく、公園の広い範囲に花を見ることが出来る。
 キバナコスモスの写真を撮っていると、チョウが飛んできた。ふらふらと落ち着きがなく、なかなか止まらない。じっと我慢していると、やっと止まった。翅の模様からアゲハチョウと分かった。
 暑い日が続くので、しばらく公園は放置された。このすきを狙ってというわけではないが、色々な草が繁茂し、勢力を強めてきた。ひと頃、エノコログサガ広い範囲を占めていたが、それを追い払うようにヒメムカシヨモギが代わろうとしている。ヒメムカシヨモギは人の背丈以上に高くなる。こう大きくなると抜くのも容易でなくなる。
 ここはツユクサが勢力を伸ばしている。ツユクサの可憐な花を見ると、それほど強者とは思えないが、ヒメムカシヨモギの間を縫うように侵入し、枝を伸ばしている。小さいツユクサだと、枝はつるのように見えないが。大きく伸びてくると、つるのような性質が見られ、隙間を探し、伸びていく。
 中央花壇の中もキバナコスモスが侵入している。このよう姿を見ると、キバナコスモスも手に負えない害草になってくる。葉を広げ背丈が高くなってくるので、近くにあったエノコログサが貧弱になり、追いやられている様子が分かる。
 今日は、あれた中央花壇をきれいにしようと作業をすることにした。三本グワを持ち出し、端から草を抜き始めた。枯れ始めたエノコログサは簡単に抜ける。地面を張ったメヒシバの茎を引っ掛けると予想しなかったところのメヒシバも抜けてくる。メヒシバの茎が長くつながっていたことが分かる。ハキダメギクも所々に見つかる。カタバミも大分衰えてきている。エノコログサが出る前は、あっちもこっちもカタバミだらけだった。それがエノコログサが出始めると、個体数が少なくなり、今は衰えようとしている。それぞれの草が自分の生きる時期を分け合っているようだ。
 草を抜くと中央花壇はすっきりした。草を刈る前後を比較すると、土が広い範囲に見えてきたせいか、落ち着いた気持ちになれる。環境によって人の気持ちが変わることがよく分かる。この状態がいつまで続くであろうか。見続けて行こうと思う。
 撮影:8月26日
 記  平成28年8月26日(金)
 
9月3日(土) 
草が伸び放題になった公園 イヌタデの群生 花をつけたムクゲ イヌタデを抜いた後抜かれたタデ
草が伸び放題になった公園 イヌタデの群生 花をつけたムクゲ イヌタデを抜いた後
抜かれたタデ
咲き始めたヤブラン 1輪のタマスダレ
咲き始めたヤブラン  1輪のタマスダレ
9月3日(土)
 昨日、今日と台風の影響で天気がぐずついている。雨が降りそうな気配を感じるが、直ぐには降ってこないようだ。日が出ていないので、涼しい。
 公園は草が伸び放題になっている。先日中央花壇の整備をしたので、今日はサクラの樹の下をきれいにすることにした。どいう訳かここには昨年からイヌタデが蔓延るようになった。イヌタデは、背丈が膝小僧ぐらいまでしかないので、見方によれば、緑が広がっていて、綺麗に見える。しかし芝生でないので、人によっては煩わしく感じる。
  イヌタデの蔓延りを上から見ると、隙間がなくぎっしり生えているように見えるが、抜こうとすると、茎はある一定の間隔で生えており、欲張ってもそれほど多くの本数を掴むことが出来ない。イヌタデを数本掴み引っ張ると、簡単に抜けてくる。根が深く伸びていない証拠である。
  イヌタデの中にムクゲの幼木が1本ある。この幼木は6月11日の植樹会で植えた2本のうちの1本である。1本は日のよく当たるところに植えたので、幼木ながら3つの花をつけた。ところが、此方は蕾すら見えてこなかった。ここは、午後にならないと日が当たらないので、最初から根付くか心配した。一時は上の方の葉が枯れて落ちたりした。そのムクゲに花が咲き出した。イヌタデを抜いているときにはムクゲの花には全く気が付かなかったのだが、作業を終え、結果を記録に残そうと写真を撮っていると、ムクゲの花に気が付いた。1輪だけかと思ってよく見ると、まだつぼみが3~4つ見つかった。す 倉庫際のヤブランに花が咲いた。もう各地でヤブランの開花を見ているので、公園のヤブランはどうしたのかと思っていた。古い葉を刈るのが遅かったので、芽生えが遅くなり、今年は咲かないのではと危惧していたが、遅いながらも花の姿を見ると安心できた。他のヤブランを見ると、皆漸く薄紫色の蕾をつけていることが分かった。
 ヒメリンゴ、シダレモモを見たが、相変わらず目立った変化が現れて来ない。どちらも昨年は3月27日に咲き出している。あと20日で咲き出すのだろうか。どうも遅れそうな気がしてならない。
  作業を終え、水場で手足を洗っていると、タマスダレの花に気が付いた。タマスダレは公園内に数か所あったのだが、誤って刈ってしまったようで、芽生えの形跡がなく諦めていた。1輪の元気な姿が現れ、「残っていてくれたかぁ」との思いがした。残されたものを大切にしなければならない。
撮影:8月26日8日
 記  平成28年8月28日(日)
9月15日(木) 
咲き始めたハナトラノオ ハナトラノオ やっと咲き出したヤブラン ヤブラン占有範囲を広げるオヒシバ
咲き始めたハナトラノオ ハナトラノオ やっと咲き出したヤブラン ヤブラン 占有範囲を広げるオヒシバ
占有範囲を広げるオヒシバ コセンダングサ(シロノセンダングサ?)
占有範囲を広げるオヒシバ コセンダングサ(シロノセンダングサ?)
 9月15日(木)
 草茫々となった中に、ハナトラノオが花をつけてきた。薄いピンクの花で清々しさを感じる。花序をつくる小花は下から咲いてくるようだ。今咲き始めで、蕾がまだたくさんある。雑然とした花壇だったが、このような花を見ると「手入れをしなければ」と気持ちが動かされる。
 花壇の土止めとして植えられているヤブランにも薄紫色の花が揃ってきた。他所で盛んに咲き出していたので、「今年はどうしたのか」と長いこと心配していた。たいした手入れをしないのに、このような光景を見せてくれることは、有難いことだ。
 人が入らなくなると、直ぐに草が生え出してくる。ここは、以前ゲートボールが行われたところで、その人たちがよく手入れをしてくれていた。今は、人の手が行き届かなくなってしまったので、このような光景になってしまった。暫くコスズメガヤが生えていたが、そこにコスズメガヤを追いやるようにオヒシバが入って来た。姿、形を見ると、オヒシバの方が強そうに見える。雨が降ったあと少し水が溜まるところにはヒメムカシヨモギも入ってきている。意外と思ったのはキバナコスモスである。ヒメムカシヨモギの生育し始めたところにちゃんと根づいている。
 ここの一画は春にカラスノエンドウが異常と思えるほど繁茂していたところである。それがいまはコセンダングサ(シロノセンダングサ?)などが繁茂している。同じ場所を時期でうまく住分けているように思える。以前は、コセンダングサでなく、メヒシバが多かったが、少しずつ変わってきているようだ。狭い範囲だが、見ていると、色々な移り変わりが分かってくる。
 多くの人で取り掛かれたので1時間ぐらいで見違えた公園になった。
 作業後、陽だまりで缶コーヒーを飲みながら雑談会を持った。日頃このように雑談をする機会が少なくなっているので、町会の皆さんの意志疎通になった。
 撮影:8月28日、9月9日、9月12日
 記  平成28年9月13日(火)
9月16日(金) 
コセンダングサ(シロノセンダングサ?)の一群 キバナコスモスなどが混在しているところ 鬱陶しいさがなくなった花壇 乾燥される草乾燥した草を敷き詰めた花壇
コセンダングサ(シロノセンダングサ?)の一群 キバナコスモスなどが混在しているところ 鬱陶しいさがなくなった花壇 乾燥される草 乾燥した草を敷き詰めた花壇
乾燥した草を敷き詰めた花壇
乾燥した草を敷き詰めた花壇
 9月16日(金)
 9月10日、久しぶりに公園活動が行われた。8月は暑い日が続き、公園活動も捗らず、雑草たちの勢いに負けてしまっていた。見ると、あっちもこっちも背丈の高い草が目立っている。高いものは人の背丈を優に飛び越えている。雑草は細いのに背丈だけは高く伸びている。草の生きる力の強さには圧倒される。
 先日は、中央花壇等を整備したが、今日はその横の広い花壇を整備することにした。今までの中で一番広い。ここは大きなケヤキの樹をはじめ、マテバシイ、ヒメリンゴ、シダレモモなどの樹木が生い茂っている。整地しようとシャベルを差し込むと樹の根の蔓延りのため刃が入って行かない。クワの刃を打ち込んでも手応えが少ない。そんな土なのだが、毎年夏には雑草が生い茂ってくる。雑草の根は水分を取り入れる力が樹木の根に負けないようだ。
 どんな雑草が茂っているか、抜きながら調べて見た。ひょろひょろ伸びているのはヒメムカシヨモギである。人の背丈を越すようなものは両手でつかみ、グイッと引っ張ると抜けてくる。茎が太い割にたやすく抜ける。根に付いた土を払い花壇の外へ放り出す。背丈の低いヒメムカシヨモギは一寸摘まんで引っ張るだけで、簡単に抜ける。ヒメムカシヨモギを抜いた後には、枯れそうになったメヒシバや、コメヒシバ、カタバミが地面を這っている。これらは地面を引っかくようにすると、芋づるの様に纏まって面白く抜けてくる。
 ここの花壇を住み分けるようにヒメムカシヨモギ隣にコセンダングサ(シロノセンダングサ?)が一群をつくり茂っている。此方は葉を横に這っているので、隙間がない。茎の太いのはヒメムカシよりも力が必要になる。根も広く張っていて、土も沢山付いてくる。
 何とか、ヒメムカシヨモギとコセンダングサ(シロノセンダングサ?)は退治できた。しかし、作業はまだ終わらない。今度は、キバナコスモス、ヒメムカシヨモギ、コセンダングサ(シロノセンダングサ?)が混在しているところの整備である。キバナコスモスは、花を沢山つけていて、今が一番のシーズンを迎えている。犠牲を少なくしたい。そうなると、かき分けながら、1本1本抜く作業になり能率が上がらない。混在しているヒメムカシヨモギは大きくないので、簡単に抜けるが、コセンダングサ(シロノセンダングサ?)はそうはいかない。此方は背丈が低くても根はよく張っている。グイッと抜くと、隣のキバナコスモスも一緒に抜けてしまう。根元を抑えながらの作業になってしまう。
 約2時間近くの作業で、まだ小さな下草が残っているが、見られるような花壇になった。作業前と比べると、鬱陶しいさがなくなって、すっきりした花壇になった。
 抜いた草は、公園の広場に広げられた。抜かれたばかりで、草は青々としている。今まではこれを袋に詰め、ごみとして出していたが、先日からは、乾燥させて、元へ戻すことにした公園の広場へ広げると、多少汚く、見難いが、すこしの期間だから我慢したい。乾燥すると、先日の経験では2~3割に減少してしまう。元の花壇へ戻しても、景観が悪くならない。
 撮影:9月1日
 記  平成28年9月13日(火)
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