神奈川通公園の1月          神奈川通公園の四季へ    
ようこそ!"ご訪問ありがとうございます。"   
1月17日(金)      
コウバイ コウバイ コウバイ ユキヤナギ ユキヤナギの新芽
コウバイ コウバイ コウバイ ユキヤナギ ユキヤナギの新芽
ヒメリンゴ シダレモモヒヨドリ ヒヨドリ 果実の無くなったトウネズミモチ
ヒメリンゴ シダレモモ ヒヨドリ ヒヨドリ トウネズミモチ
 1月17日(金)
 ハクバイが咲き出したので、コウバイもそろそろ咲くのではないかと思い、公園へ出かけた。先日はかなり大きく膨らみ、赤く色づき始めていたので、もしかしたらと思っていた。直ぐに、コウバイへ近づいて見ると、あと一歩のところで踏み止まっていた。 しかし、 一つ一つの花芽を見ると、みんなひとまわり大きくなってきていた。暖かさが戻れば、来週辺りには開花すると思う。
 道路沿いにユキヤナギが植えられている。白い花が咲いたときは、公園を見事に飾ってくれる。誰が名づけたかわからないが、粉雪をまぶしたように見る人を楽しませてくれる。コウバイの下のユキヤナギの蕾が大きく膨らんでいた。見ると、葉芽のようで、開きかけている。木の葉の新緑もきれいに映えている。
 ヒメリンゴやシダレモモの冬芽も心持膨らみ出したように見える。ヒメリンゴの冬芽は白色の毛で覆われた赤褐色の芽鱗に守られている。シダレモモの冬芽は、新緑の枝には、ほぼ1対ずつついている。芽鱗は暗赤色だが、白色の毛が沢山あるので、全体は灰色に見える。
 冬芽を見ていると、「ピー、ピー」と小鳥の鳴き声が聞こえて来た。鳴き声で、スズメでないことは分かる。この声は大分前から耳にするのだが、すばしこく逃げるので、捉えることが出来なかった。恐らく、ヒヨドリだと思う。エンジュの樹に止まったところをカメラで捉えると、やはりヒヨドリだった。久しぶりの出会いである。
 昨年、ヒヨドリはエンジュの果実を食べて、食い散らかせていたが、今年はエンジュの果実はほとんどなくなっていたせいか、見る機会が少なかったと考えられる。今日は、トウネズミモチの樹へ近づくと、数羽が葉の陰から飛び出て行った。トウネズミモチの梢を見ると、果実がほとんど無くなり、樹の下には食い散らかした跡が残されていた。
  記  平成26年1月17日(金)
 
1月18日(土) 
オウバイ オウバイ ハナズオウの冬芽 イチョウの冬芽首を垂れてきたスイセン
オウバイ オウバイ ハナズオウの冬芽 イチョウの冬芽 首を垂れてきたスイセン
エンジュの果実を食べるヒヨドリ
エンジュの果実を食べるヒヨドリ
1月18日(土)
 オウバイ、ロウバイ1文字違いで名前がよく似ている。黄色い花もそっくりである。ロウバイの方の花びらが薄い蝋黄色で、オウバイはまっ黄色である。オウバイの茎は緑色をしているので、茎を見ると、ある程度区別がつく。公園に小さなオウバイが1本ある。2月ごろ咲き出すので花芽の様子を伺うと、角ばった緑色の枝に対についており、基部と、先端が赤紫色を帯び、間が黄色くなっている。大変きれいに見える。大分膨らんでいる模様なので、近く開花が見られそうだ。
 ハナズオウ、イチョウの冬芽を見てからそれほど日数がたっていないので大きな変化はないと思えたが、一応見ることにした。ハナズオウは松ぼっくりの形をしており、幾分上へ伸びたような気がした。イチョウの方も大きな変化は認められないが、一回り大きくなったように見える。大きさを測ったりしていないので、そのような感じがする程度のものである。
 暮にスイセンが咲き始めたが、今日はほとんどが咲いているようだ。このところ乾燥が続くのか、大きな花を垂れているものが多かった。萎れる恐れもあったので、少し水をくれてみた。
 今日もヒヨドリが騒いでいた。ヒヨドリは、エンジュとトウネズミモチの樹へよくやってくる。エンジュの果実はほとんど終わってしまったのに、「何故来て止まるのか」と思い、よく見ると枝から垂れ下がっている紐のようなものに果実がついていることが分かった。高いところなので、もうないものと思っていた。ヒヨドリは、人より果実の存在がよく分かるようだ。
 記  平成26年1月18日(金)
1月24日(月) 
コウバイ コウバイ 公園倉庫 テミと剪定ばさみ刈り込みバサミと砥石
コウバイ コウバイ 公園倉庫 刈り込みバサミと砥石 刈り込み中
刈り込みが終わった所 刈り取った葉など
刈り込みが終わった所 刈り取った葉など
1月24日(金)
 公園のコウバイが何時咲き出すか注目していた。蕾も大きくなり、色もついてきたのでまもなく開花と思っていたが、予想通り、昨日(1月23日)咲き出した。
 風のない暖かな日であったので、お昼頃公園へ出かけてみた。まず見たかったのは、コウバイだった。「咲いているかどうか」見ると、2輪咲いていた。写真を撮ろうとしたら、運悪く日陰になってしまっていた。中々うまく撮れそうもなかったが、2枚だけ撮影できた。ハクバイに続き、コウバイを見ると、いよいよ春の声が聞こえだしたような気がしてきた。
 コウバイを見た後、公園の  刈りバサミの刃を研いでみた。刈りバサミは何本もあるが、使えるのは1本しかない。後は役に立たない。何とかならないものかと長い間考えていた。先日、倉庫を整理したら、ほとんど使っていない砥石が出てきた。試みに、研いで見ようという気になったので始めてみた。1本研いで見たが、刃を止めているところが緩んでいて回復の見込みがないことが分かった。刃がねじで固定されていれば、締め付ける直すことが可能だが、溶接でつけられていたのではどうにもならない。
 使える刈りバサミを使って、ヤブランの刈り込みを始めた。刈り込み機を土木事務所から借りてやろうと考えていたら、「ヤブランはかたくて刈れない」ということを担当者から聞いた。「草が枯れるのだったら、刈ることは可能ではないか」とは思っているが、詳しくは分からない。
 刈りバサミだと、1株ごと刈り込んでいかなくてはならない。時間のかかる作業になる。今日は1部だけ試みたが、それでも大きなゴミ袋2つ分の葉を刈り取った。作業をしていると、「ご苦労様」といってくれる人もいれば、子連れで来ていて、子供が花壇の中を駆けずり回っていても、平気な親もいる。「のん気」というよりも、子育てを知らない親としか思えない。
 記  平成26年1月24日(金)
1月26日(日) 
枯れた茎が棒のようになっている 枯れ枝の山 枯れ枝の山 所々に残る枯れたエノコエログサ所々に残る枯れたエノコエログサ
枯れた茎が棒のようになっている 枯れ枝の山 枯れ枝の山 所々に残る枯れたエノコエログサ 所々に残る枯れたエノコエログサ
ヒメムカシヨモギ  ハルジオン ハコベ ミミナグサ
ヒメムカシヨモギ ハルジオン ハコベ ミミナグサ
1月26日(日)
 正月は町会主催の公園活動がないので、公園の手入れが疎かになっていた。オレンジに花を咲かせ、楽しませてくれたキバナコスモスも枯れた茎が棒のようになっている。その間をケヤキ等の落ち葉が埋め尽くしていて、土の色が見えない状態になっている。花壇に土の色が見えないと、どうしても荒れ放題になっていると思えてしまう。
 キバナコスモスの長い枯れ枝を何本かをつかみ、引き抜くと、簡単に抜ける。沢山あったが、意外と簡単に抜けたような気がする。それでも個体数が多いので、全てを集めると、一山、二山の山が出来た。茎は枯れているので軽いが、堅くなっている。これを二つ三つに折り、ゴミ袋に詰めると、ゴミ袋を突破ってしまう。そのため慎重につめなければならない。枯葉を間に詰めながらの作業になる。
 キバナコスモスの枯れ枝を集めた後は、枯れ葉を詰める作業になる。熊手で枯れ葉を集めるが、繊維質の強いものは熊手に引っかかり、熊手のはたらきが悪くなってしまう。仕方なく、熊手に引っかかったものを手作業で取り除き、再び作業を始める。
 枯れ葉が集まり、土の色が見えてきた。しかし、所々に枯れ草の株が目立つ。ほとんどはエノコログサである。隙間のないくらい花壇を埋めていたエノコログサがこのように最後まで残っている。株を掴み抜いてみると、意外と力が必要になった。緑色に繁茂していたときは簡単に抜けたのが、「枯れると簡単に抜ける」と思っていたのが、実際には逆であった。秋口方しっかり根を張ってきたことが分かる。
 土が見えてくると、そこには新しい春が始まっていた。新しい緑が見える。ヒメムカシヨモギの中には、ロゼットから立ち上がろうとするものも現れている。ハルジョオンは大きな葉を広く広げている。ハコベもある。ハコベは1年中見られるが、その側に、ミミナグサも顔を出している。小さい葉をつけたカタバミも見える。芽生え始めた小さな草花の世界を見ていると、正に早春の感覚に浸れる。
 記  平成26年1月26日(日)
◎下記の欄外に広告が表示されることがありますが、作者とは無関係ですので、無視してください。